KENTA選手の発言に不穏な空気!彼にしかできない仕事とは?何をやり遂げようとしているのか?
直近の8月9日の広島大会で内藤選手に敗れ、4戦1勝3敗の勝ち点2点とブロック敗退が決定してしまったKENTA選手。そのKENTA選手が8月10日のバックステージで意味深な発言をしていました。
で、今日、俺が何を言いたいかっていうと……もう最後はまじめに、この『G1』確かに、昨日負けちゃって、ちょっとあれかもしれないけど、俺的にはやるべきことがあるから。最後、俺にしかできない仕事、最後、やり遂げてやるよ……
新日本プロレス
KENTA選手がやるべきこと、KENTA選手にしかできないこととは一体何のことなのでしょうか。
ちょっと予想してみたいと思います。
棚橋選手の決勝進出の可能性を潰す
早々にブロック敗退が決まってしまった選手が残りのG1大会でできることはと言えば、順当に考えると他の選手のチャンスを潰すというのが一番真っ当だと思います。
KENTA選手の残りの試合を確認すると、8/13にアーロン・ヘナーレ選手、8/14に vs 棚橋選手の2試合が残っている状況。
このうちヘナーレ選手は戦績的にすでにブロック敗退が決まってしまっているので、KENTA選手がこのタイミングで何かを仕掛けることは考えにくいかと思います。
可能性があるのは8/14に対戦する棚橋選手。棚橋選手は下記の条件が揃った場合にブロックの突破が決まります。
- 棚橋選手がKENTA選手に勝利 (棚橋選手勝ち点8)
- 内藤選手がザック選手が勝利 (内藤選手も勝ち点8。棚橋選手と並んだ場合直接対決の結果により棚橋選手が進出)
- EVIL選手が後藤選手に勝利 (後藤選手勝ち点6)
なかなか厳しい条件ですが、可能性はゼロではありません。このわずかな可能性すらも摘んでやる、というのがKENTA選手の発言の真意であるというのは十分に考えられると思います。
KENTA選手と棚橋選手はUSヘビーのベルトをめぐって因縁があります。棚橋選手をひきずりおろしてやる、という気合は十分なのではないでしょうか。
G1覇者のマイクパフォーマンスに乱入
「最後、俺にしかできない仕事、最後、やり遂げてやるよ……」というKENTA選手の「最後」という言葉に注目した予想がこちらです。
KENTA選手と言えば「史上最悪の乱入者」というニックネーム。
2020年1月5日の東京ドーム大会メインイベント、IWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタルのダブルタイトル戦でオカダ選手に勝利し、史上初の2冠王者となった内藤選手の「デ・ハポン」コールの最中に乱入し、ぶち壊しました。
内藤選手はこの2年前にもオカダ選手とメインイベントで戦っており、その時は残念ながら敗北しています。その時のリベンジができたこと、史上初の2冠王者になったこと、東京ドームでハポン締めができること….ファンとしてもこれ以上ないハッピーエンドを台無しにしたことからこの「史上最悪の乱入者」という2つ名がつきました。
この凄まじいインパクトを残した最悪の乱入劇を再び繰り返そうとしているのでは、というのがもう一つの予想です。今度はG1という舞台で。
KENTA選手のいう「最後」が、「KENTA選手にとってのG1公式戦の最後」ではなく、「G1 CLIMAX32という大会の最後」と意味であると解釈し、そこでKENTA選手にしかできないこと= 乱入を企てているのかもしれません。
可能性は極めて低いと思います。というか、それはないと信じたいですが、KENTA選手には実績があるだけにちょっと不穏な空気を感じます。
新日本プロレス50周年目のG1 CLIMAXの優勝者マイクをぶち壊すなんてことがあれば大変なことになるでしょう。観客の不満も爆発するかもしれません。新日本プロレスの歴史に刻まれる事件になることは間違いないと思います。
そして、もしその時の優勝者が内藤選手だったりしたら….と妄想が止まりません。
何かヒントが書いてあるかもと思い、KENTA選手の自伝「足跡」をパラパラとめくっていたら、最終章のラストがこんな言葉で締めくくられていました。
その時にオレにしかできない、オレだからこそできる、仕事ができる自分でいたい。
足跡
文脈としては新日本がアメリカなど世界に進出するようになったら、というものでしたが、その発言の内容としてはブレていません。
KENTA選手がこの後のG1大会で見せてくれるものに期待していきたいと思います。