【ネタバレあり】ワンピース連載再開で最終章開幕!ルフィに迫る緑牛、その能力が明らかに!サボの状況は?【1054話 “炎帝”】

2022年8月1日

ついに今週号のジャンプからワンピースが連載再開となりました。ここから最終章の開幕です。その幕開けにふさわしく、今回のお話は新情報盛りだくさんです。早速見ていきましょう。

カラー巻頭扉絵。青・赤・黒・白の新四皇がそろい踏み

緑牛 vs 侍

ワノ国に上陸し、ルフィの元へ迫る緑牛。その前に立ち塞がる河松や傳ジローら侍衆。海軍 = ルフィたちの敵ということでその進軍を阻みにきたようです。緑牛とそのまま戦闘に入ります。

天竜人を”神”とする社会を認める世界政府に加入していないワノ国の人間には人権がないと言い放つ緑牛。ワノ国のような世界政府非加盟国を見下すことで皆が生きていける。"差別"とは"安堵"だ!と過激なことを叫ぶその姿は、初登場時のユルい感じは一切ありません。

緑牛はモリモリの実の"森人間" ということがここで明らかになります。植物を生み出し操る能力者。本人も巨大な樹木の姿に変身し、太い木の枝や根を伸ばして侍たちに襲い掛かります。

モリモリの実の"森人間"

そこに登場するヤマトとモモの助。緑牛に対抗する侍たちに加勢します。

ピンクの龍の姿であるモモの助を見て「そんな能力聞いたことねェぞ」と訝しむ緑牛ですが、あっという間にモモの助を捉えてしまいます。

心配するヤマトに対して、モモの助は「おぬしは戦ってはならぬ」と言い放ちます。

ワノ国近くまできている赤髪海賊団

ワノ国近郊にはシャンクス達の船が。

おでんと別れた場所で感傷に浸るシャンクス。モモや日和のことも覚えています。

ルフィに会いに行こうと船内は盛り上がっています。ただしヤソップはじめワノ国上陸に反対するメンバーも。ヤソップはウソップに会う心の準備ができていないと及び腰になっています。その他以前にケンカを売ってきたキッドを警戒するメンバーも。

そんな騒ぎを脇におき、ニカの姿になったルフィの写真が使われている新しい手配書を「これが….」と感慨深そうに眺めるシャンクス。

ルフィと出会う前、海軍の船を襲ってゴムゴムの実を奪ったことや、フーシャ村でのルフィとの出会い、ヌシに左腕を奪われた時の思い出が蘇ります。

ルフィに会うつもりはない、と言い放つシャンクス。背景にはバルトロメオとのいざこざも関係しているようです。赤髪海賊団の旗を燃やしてルフィの海賊旗に変えたと言いますから、確かに普通なら戦闘になってもおかしくありません。

シャンクスは副船長のベン・ベックマンが座るテーブルにつき、ベンが注いだ酒を呑みつつ「そろそろ奪りに行こうか “ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)"」と言い放ちます。

サボの生死

海軍本部では、赤犬と黄猿、そして今回初登場の 海軍犯罪捜査局 局長である"黒馬 (テンセイ)"が革命軍への対応について議論をしています。サボはいまや"炎帝"と呼ばれ、世界の英雄となっているようです。

サボがアラバスタ王国の国王であったネフェルタリ・コブラ(ビビの父親)を殺害したことが革命軍にとって大きな意味を持ったとのこと。

新聞にもサボとコブラの顔写真が大きく掲載され、「革命軍参謀総長サボ、アラバスタ王国国王コブラ王を殺害」という見出しが。本当だとしたらこれは衝撃的なニュースです…..!

コブラは800年前「世界政府」を作った"最初の20人"の家系で、いまも「世界会議(レヴェリー)」に参加する唯一の人物だったそうで、その殺害は革命軍にとって大きな意味があったとのこと。

その前にも天竜人が住む地区である"神々の地"で"天駆ける竜の蹄"と呼ばれる世界貴族のシンボル(塔の先端に掲げられていたようです)が破壊され、天竜人=世界政府と海軍に対する"宣戦布告"がなされたそうです。

これに対し海軍は大将である"藤虎"と"緑牛"を送り込んで応戦しますが、結果革命軍全員に逃亡され、天竜人の奴隷となっていてバーソロミュー・くまも解放されてしまったとのこと。

さらにはコブラの殺害事件と時を同じくして、王女ビビの失踪事件も起こったようです。こちらはコブラ殺害事件との関連性と共に調査中。

その他、レヴェリーに臨むポセイドンについてきたしらほしを奴隷に使用したチャルロス聖をミョスガルド聖 が殴って止めた事件も言及されています。いまや「チャルロス聖殺人未遂事件」とされているようですが、これは天竜人の間で審議中、「神の騎士団」が介入してきてややこしくなっているため海軍はノータッチで行くと決めたようです。

これらの騒動は全て裏でサボが関わっていたのではないかという噂が広がり、世間は大騒ぎ。

レヴェリーから帰還してきた王を狙って「8カ国革命」という事件も起きていたようですが、サボはこのような反乱の機会をうかがっている人間たちから神のように崇められ始めたと言います。その人気は今や革命軍総司令官であるドラゴンを凌ぐ勢いだと言います。

そんな中、サボの弟分であるルフィが四皇入り。さらに支持が集まることは想像に難くありません。

海軍としては非常に頭の痛い事態です。

赤犬ですらえらい時代に元帥になったわい…!!とこぼす始末。

「全員返り討ちにしちゃるがのう….!!!」

と強い意志を示したところで次のお話へ続きます。

新情報盛りだくさん!新たな謎も!

今週は新しい情報が盛りだくさんでしたね。

まず緑牛の能力がモリモリの実の森人間だということが明らかになりました。植物を操る能力者ということで、おそらくは光合成によってエネルギーを得ることができるのでしょう。初登場時にもう何年も飲み食いしていないということが話題になっていましたが、この謎が今週解決されました。

また、シャンクスはどうやらゴムゴムの実がニカであることを前から知っていたようだったということも明らかになりました。感慨深げに眺めていたルフィの手配書を見て思っていた「これが….」はおそらく「これがジョイボーイ/ニカか」ということでしょう。

シャンクスたちがゴムゴムの実を輸送していた船を襲撃した時、乗っていた海兵が「財宝なんてねぇぞ!?」と不思議がっていましたが、これが"ヒトヒトの実 モデル ニカ"であると知っていたとすれば、わざわざシャンクスがこの船を襲った理由もわかります。

今後本腰を入れてワンピースの獲得に動きそうなので、どこでルフィと邂逅するかが非常に気になります。

そして最後はサボ。コブラ殺害というのは信じられないニュースです。今後その理由が明らかになってくるのでしょう。ビビの失踪も間違いなくそれに関わっていると思いますが、今後どのような展開を迎えるのか期待です。個人的には、死期が近いことを悟ったコブラがサボが殺害したように見せる偽装工作を持ちかけ、革命軍はじめ反乱軍の指揮を挙げる → ビビも今の世界政府体制を覆すべく反乱軍入り、あたりが妥当な線ではないかと予想しています。

最終章に向け、面白さも加速してきましたね!来週も楽しみです。