【G1 CLIMAX32】勝利を掴み取るテクニックが光る!劇的決着に感じるカタルシス【愛知大会2連戦】

2022年8月5日

「記録的猛勝負」と銘打たれたG1 CLIMAX32 大会、あっという間に7月分の大会が終了。これから折り返しというところでしょうか。7/30、7/31は愛知での2連戦がありました。30日はデビット・フィンレー vs 鷹木信悟、 ジョナ vs トム・ローラー、SANADA vs グレート・オーカーン、そしてメインが棚橋弘至 vs ザック・セイバーJr。

そして31日のカードはランス・アーチャー vs ジェフ・コブ、YOSHI-HASHI vs ジュース・ロビンソン、ジェイ・ホワイト vs チェーズ・オーエンズ、オカダ・カズチカ vs バッドラック・ファレ、そしてメインが内藤哲也 vs EVIL。

特に強く印象に残ったのは1日目で、選手達の素早いテクニックの応酬で鮮やかに決着がつく試合が多い大会でした。決着間近にはお互いにフィニッシュホールドとして大技を出すチャンスを狙い合うものですが、その一瞬のスキをついて一気に丸め込んで勝利を掴むという展開になることがあります。

プロレスは必ずしも相手を真っ向から潰すだけが勝利する方法ではありません。あくまでフォールで3カウントが取れれば勝ちなので、3カウント取れるだけの押さえ込みに最後の力を振り絞って勝利を掴むという作戦もありなのです。

応援している選手がバンバン大技を受けて、これはこのまま負けてしまうかもしれない…というところから逆転勝利した時のカタルシスは極めて大きいです。中毒性があると言ってもよく、これがあるからこそプロレスを見るのはやめられなくなると言っても過言ではないかもしれません。

30日の大会では、フィンレー選手、SANADA選手、そしてメインの棚橋選手がこのようなテクニックでの勝利していましたが、そこに至るまでのパターンや技の組み立て方・連携などどれをとっても同じようなものがなく、全ての試合で思わず声が出るくらい見事な決着でした。

真っ向勝負での決着ももちろん見た後の充実感がすごいのですが、このような見事なテクニックによる決着も強く心に残ります。プロレスというものの奥深さを改めて感じました。

両日のハイライトがショート動画で上がっていますので、選手達の活躍を是非見てみてください。

30日 ハイライト
31日 ハイライト

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この愛知大会の結果、現在の星取り表は下記のようになっています。

次の試合は8月2日の愛知県大会。カード詳細はこちらをどうぞ。

メインイベントがフィンレー vs オスプレイ。不当にUSベルトを保持していたジュースからベルトを取り戻した結果今手元にベストを持っているフィンレーに対して、現在正式なUSヘビー級王者であるオスプレイは早くベルトを正式なチャンピオンに戻すべきと思っていることでしょう。そのためここでフィンレーに必ず勝っておかなければならないと思っているはずです。オスプレイは無敗のレコードを更新できるのか、ここでフィンレーがストップをかけるのか。

そして未だ勝ち星なしのトム・ローラー。次の矢野戦で初勝利を挙げ、反撃の狼煙を挙げることはできるのでしょうか。

次の大会も非常に楽しみです。

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