【ネタバレあり】ワノ国の真実が明らかに! “開国”の本当の意味とは?【1055話 “新時代”】

今週のワンピースではワノ国に関する衝撃の真実が明らかになりました。そしてついに古代兵器プルトンのありかも….また今週公開になる映画との連動なのか、ここ2週間こころなしかシャンクスの活躍が目立つような気がします。

それでは早速今週のお話を見ていきましょう。

巻頭カラーは映画のための一枚絵。
シャンクスが導く"終焉"とは….?

緑牛に苦しめられる侍たち

ワノ国の花の都ではお祭り騒ぎが続いている一方、赤鞘の侍たち、モモの助、ヤマトと海軍大将 緑牛との戦闘は続いています。

緑牛の攻撃に苦しめられながらも、ヤマトに緑牛に手を出さないように叫び続けるモモの助。

雷ぞうが"火遁"の術を放つも、"防火林"である緑牛には効きません。炎に弱いというわかりやすい弱点があっては海軍本部で大将の座になんてついてられないと、炎は克服しているようです。

反撃として木の根が雷ぞうの体を貫くと、体から栄養素が吸われ始め雷ぞうの体がカラカラになっていきます。

斬っても斬っても生えてくる木の根に苦戦する侍たち。このままなすすべなくやられてしまうのでしょうか….

ワノ国の真実と"開国"の意味

ところ変わって、城内地下、光月スキヤキの秘密の部屋。

そこから階段で地下に向かって階段を下っているスキヤキ(天狗山飛徹)、ロビン、ローの3人。

ローは麦わら一味と一緒にいないロビンを怪しく思い、探し出して合流したようです。

ワノ国にあると言われていたロードポーネグリフは、カイドウ配下の大看板、ジャックが魚人族であったことで見つかったと語るスキヤキ。

なぜ魚人だと見つかるのかというロビンの質問に対して見るのが一番と答えるスキヤキ。

いつまで階段を下り続けるのかというローの質問にも、「そうだな、何百年もの過去へ…」と意味ありげな回答をします。

階段の途中、ガラスが埋め込まれて作られた窓から外を除いてみると、衝撃の光景が。

海底に沈む街の跡は、およそ800年前の"もうひとつ"のワノ国であるといいます。

もともとは巨大な"藤山"を持つこちらのワノ国が栄えていたのですが、あるとき島を囲むように高い壁が作られたそうです。その中に雨水が溜まっていき、街は水に沈んだとのこと。そのため海底にあるとはいえ、この水は海水ではありません。そのため街の保存状態も良好に保たれているようです。

住む場所がなくなった人々は、藤山の中腹に新しく土地を作り、国を建てたとのこと。それが今の「ワノ国」であるといいます。

壁を作ったのは一体誰…?

そしてついにロードポーネグリフのある部屋にたどり着いた3人。

ここは旧ワノ国から見て藤山の麓にある、高台の洞窟に位置するそうです。これで3つ目のロードポーネグリフ。あとひとつが見つかればラフテルへの道がひらけます。

さらに、この場所からもっと地下に下りるとそこには古代兵器「プルトン」が眠っているというスキヤキ。

ただしスキヤキ自身は見たことがなく、今見せることもできないと言います。

「プルトン」を取り出すには壁を壊す必要があるとのこと。つまりワノ国の「開国」とは、国の防御壁を破壊し、"古代兵器を解放"することを意味するとスキヤキは語ります。

なぜおでんはそんなことをしようとしていたのか?それは誰にもわかりません。

モモの助の覚悟

場面は花の都付近、再び緑牛と戦う侍たちのところへ戻ります。

「人間ごときが"大自然"には敵わねえェ!!! わからねェのか…….!? カイドウがいたらおれはここに来なかった!!」

カイドウの支配もワノ国にとっては他からの侵略を阻む抑止力になっていたと叫ぶ緑牛。

侍たちを圧倒し、ルフィの首を取ったらすぐ帰ってやるから連れてこいと言います。

ルフィに頼ろうと叫ぶヤマト。それではダメだ、ルフィの手もヤマトの手も借りないと頑なに拒むモモの助。

ヤマトはずっと鬼ヶ島に閉じ込められてきて、今やっと自由の身になった。だからちゃんと送り出したい。

カイドウを倒すまで、ルフィやゾロにずっと頼りきってきた。今後、ワノ国に敵なすものを追い払うのに旅立つものに頼っているようでは、この先ワノ国を守っていくことができないと叫ぶモモの助。トップに立つものとしての自覚が出てきたのか、モモの助の成長にジーンときてしまいます。

自分達の国は自分達で守りたい。これがモモの助がルフィやヤマトの手を借りたくない理由でした。

懸命に緑牛に反撃を試みるも、カイドウのような強力な息吹が出せないモモの助。

みっともねェ龍もいたもんだぜ….と緑牛が呆れ果てるなか、

出てゆけェという力強い叫びとともに、今までとは比べ物にならないほど強力な息吹が炸裂。 緑牛の体を貫きます。これにはたまらず倒れ込む緑牛。モモの助も自分で驚いています。

カイドウ並みの強力なブレスを使えるようになった百之助ですが、まだ照準が定まらない様子。使いこなすにはまだ時間がかかりそうです。

炎に包まれ倒れる緑牛ですが、その後地面から復活。抵抗する気なら口から尻尾まで串刺しにしてやる、と再び戦闘の態勢を整えようとしますが…..

そこに轟く覇王色の覇気。

緑牛は身動きが取れなくなってしまいます。シャンクスの覇気に当てられてお手上げ状態です。

一方、シャンクスたちの船でも覇気にあてられて新入りたちが泡を吹いている様子。

「海賊の歴史を変えて疲れ切った"新緑"達に そりゃあちょっとヤボじゃないか?」

と緑牛に対して植物のたとえで語りかけるシャンクス。洒落ています。

「そんなに恐いか? 「新時代」が!!!」

とここでタイトル回収。

新時代という言葉とともに思い浮かべるは子供時代のルフィ、モモの助とおでんの姿、母に抱かれる日和、そしてもう一人、シルエットで登場する人物…..。

新時代へのシャンクスの思いは強い

「お前らと戦う気はねェ…..!! まだな…..!!」と戦闘をやめ退散する緑牛。他の大将と比べ小物感が出てしまっています……

花の都では街の人たちと祭りを楽しむ麦わら海賊団と日和の姿。

高台で腰掛けているルフィ、ゾロ、サンジ、その後ろに立つジンベエ。ここからサムライたちと緑牛の戦いを見ていたようです。

自分達の出番なく、モモの助たちが緑牛を追い払ったことを見てご満悦な様子。

覇気についてはその強さを感じていたものの、誰のものかはわからなかったみたいですが、ルフィだけは

「懐かしい顔が浮かんだ」

と満面の笑み。

そしてシャンクスの船が航海を続けます。

というところで次のお話へ続きます。

ワノ国の開国はあるか?シャンクスとの再会は?

今週も衝撃の事実が明らかになりました。

海の底に沈んだワノ国とプルトンのありか、そして開国の真の意味。

旧ワノ国が壁を作ったのは国を守るためだったのでしょうか?そして兵器を解き放ってまで開国を目指したおでんの真意は…? モモの助が読んだおでんの日記の内容は今後明らかになるのでしょうか?

そしてシャンクスは何をどこまで知っているのか。これはルフィとの再会時に明らかになることを期待したいですね。

今週8月6日には映画の公開を控えています。シャンクスの娘と言われているウタが登場し、「シャンクスが導く"終焉"」と銘打たれたこちらの映画。今後の本編の展開に絡む物語になりそうです。

映画公開をうけ、今週から3号連続でウタが歌う楽曲の誕生秘話を語るエピソードが書き下ろされているようです。こちらのタイトルも曲の名前も、今回のお話のタイトルと同じ「新時代」。

本編で「新時代」という言葉とともにシャンクスが思い浮かべた人物たち、最後のシルエットの一人はおそらく….

映画の公開が待ちきれませんね!来週のお話も楽しみです。

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