【ワンピース ネタバレあり】ワノ国編、ついに完結!次号より新章突入?【1057話 “終幕”】

お盆休みを挟み、2週間ぶりとなったジャンプの発売です。ワンピース本編の更新も久々です。そして映画と連動した「ウタの歌」書き下ろしも今号がラスト。今回は「風のゆくえ」。

劇中歌「風のゆくえ」についてはYoutubeで聴くことができるようになっています。

さて、本編1057話のタイトルは “終幕"。そのままズバリ、ワノ国編のラストであることを示しています。長年にわたって続いてきたワノ国編がどのようなラストを迎えたのか早速見ていきましょう。

ルフィたちを躍起になって探すモモの助と錦えもん

ルフィたちが出港しようとしている常影(トカゲ)港へ向かい、森の中を進む竜の姿のモモの助と錦えもん。途中で合流したのかそこにはヤマトの姿もあります。

ヤマトは海に出るつもりはなく、ルフィたちにもすでにその話はしていたようです。おでんがかつてワノ国の回ったところから冒険を始めたことにならい、まずは自分も同じ道を通るつもりとのこと。ただし海に出るのはそれからだと言っているので、いつかは国を出ることも考えてはいるようです。

もしかしたらヤマトが仲間になるのかもという展開も期待したのですが、あっさりと否定されてしまいました。

ヤマトがすでにルフィとそこまで話をしていたことを知り、さらに憤慨するモモの助。一緒に長い旅をしてきた仲、共に苦難を乗り越えてきたのになぜモモの助と錦えもんには一言の挨拶もないのか? “自由"と"無礼"をはき違えているとかなりの怒りっぷりです。

錦えもんも、ルフィの返す言葉次第では切り捨てても仕方なし!と物騒なことを叫ぶ始末。

常影(トカゲ)港では、まさにローやキッドが船を出そうとしているところでした。

ローからは「今後お前らに会うことがあれば完全な敵だ 殺されても文句は言うな」と告げられており、ここで同盟関係が完全に解消されたことがわかります。

と、ここでモモの助たちが追いつきます。

怒りのモモの助と「見送りに来たよー!!」と朗らかに叫ぶヤマトの温度差の違いがすごい。

ここで元の姿に戻り、鬼の形相でルフィに飛びつくモモの助。最も長い付き合いの自分達に一言もなく出航か!?と大騒ぎです。

「将軍命令でござる….」と、迫力のある顔のまま何やら将軍の権限を行使しようとしている様子。その命令とは….

先ほどの怒りはどこへやら、 大号泣で感謝の言葉を叫ぶモモの助。ゾロからは「みっともねェなァ」と笑われてしまっていますが、中身はまだ8歳の子ども。これは仕方ありません。むしろ子どもにしてはずっとしっかりしている方なのではないでしょうか。

そんなモモの助に、自分達の海賊旗を渡すルフィ。これを渡したくてモモの助たちが来るのを待っていたといいます。声をかけなければきっと見送りに来るだろうと思っていたということでしょうか。出航の日時すらも伝えていないのにそれは無茶すぎるのでは…いつまでも待つつもりだったのでしょうか?w

ルフィはモモの助に「弟みたいに思ってる!!!」と告げ、この海賊旗をワノ国に掲げろといいます。

「この先ヤベー奴が現れたら見せてやれ!!!」「おれの"仲間"に手ェ出すって事は おれ達にケンカを売るって事だ!!!」

と、かつて白ひげが魚人島にそうしていたように、ルフィ達もワノ国を庇護することを申し出ました。

かくしてモモの助たちとの別れのあいさつも果たしたルフィ達はワノ国を出航。海賊やりたくなったらいつでも迎えに来ると言い残し、次の目的地へと船を進めました。

そして残されたモモの助は、いつの日か光月おでんを超えてみせると固く決意するのでした。

もうひとつの戦いの結末。日和の"引導"で完全決着

シーンは変わり、オロチと日和の最期のやりとり。

傳ジローに首を斬られ、いよいよ絶命したと思われていたオロチ。炎に包まれたオロチのアタマは、それでもなお日和達を睨みつけ最期の呪いを口にします。

「黒炭家ノ怨念ハ…末代マデコノ国ヲ呪イ続ケルゾ…」

そのオロチの迫力に一歩も引かない日和。まぶたに浮かぶは20年のワノ国の苦しみ。戦ってきたのはモモの助や赤鞘のサムライ達だけではありません。微塵も怯む事なく、オロチに引導をつきつけます。

それはかつて、自らの父おでんが絶命するときの「煮えてなんぼの おでんに候!!!」をもじった引導。これは見事な意趣返し。日和の仇討ちもここに完遂となりました。

これにてカイドウにオロチ、ワノ国の苦しみの元凶であった2人が完全に打ち果たされたことになり、ワノ国における長く辛い戦いは完全に終結。今後はモモの助や赤鞘の侍たちを中心とした光月家とともにワノ国自体の復興がなされていくことになるでしょう。

約4年にわたって続いてきたワノ国編もこれで終幕を迎えました。

次週より新展開 “火ノ傷"の男を探す? 革命軍のその後の情報は出てくるか?

ついにワノ国編も完結しましたね。ワノ国に自分の海賊旗を掲げさせるというのは、その島を自分の「ナワバリ」とする行為です。かつて魚人島などをナワバリにして守っていた白ひげと同様のことを行ったルフィ。名前だけでなく行動も四皇になってきていますね。

さて、次号から新章開始になると思いますがどのような展開を迎えるのか非常に楽しみです。

前号で「ワノ国の南東」に船を進めることになったルフィ達ですが、その先にはどんな島が待っているのでしょうか。「"火ノ傷"の男」やサボ達のその後など、新しい情報は出てくるのでしょうか。

次号も楽しみに待ちたいと思います。

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