【ワンピース ネタバレあり】新型パシフィスタ「セラフィム」の実力!! 黒ひげとコビーのつながりはロッキーポート事件!?【1059話 “コビー大佐の一件”】

先週がお休みだったため、2週間ぶりのワンピースです。

前回はサボからの連絡が入ったというところで終わっていたので、今回はその続きが読めるのかと思っていましたが、また全然違う展開でした。次から次へと新しい情報が入ってきてパンク寸前です。すごいスピードで物語が展開しており、最終章の勢いを感じさせられるものがあります。

それでは、今週がどんなお話だったか早速見ていきましょう。

マルコとのお別れ

ワノ国での一件のあと、マルコはシャンクスたちの船に乗せてもらい、白ひげの故郷であるスフィンクスへ向かっていたようです。島に近づいたあたりでシャンクスたちに別れを告げるマルコ。「ウチの仲間になるんじゃねェのか?」というシャンクスの軽口に対して大海賊の子守りはもうコリゴリだと笑うマルコ。このあたりのやりとりはマルコとシャンクスの昔なじみの関係性がよく出ていてほっこりします。

そしてシャンクスとの別れの前には、ワノ国でのルフィ達とのお別れもありました。

ヤマトを仲間に誘うルフィたち。しかしヤマトはワノ国を守るために残るといい一緒に船に乗ることは固辞。おでんになると豪語していたヤマトでしたがワノ国に対する思いはもうすでにおでん並みに強いのかもしれません。

そんなやりとりがあったところにマルコがやってきてルフィたちに声をかけます。

頂上決戦の時に助けてくれたことに対してお礼を言うルフィ。そんなルフィに対してマルコは「お前の成長をエースも喜んでるだろうよい」と温かい声をかけ、「この先お前達の時代だ!!」と激励の言葉を残してルフィ達と別れました。

スフィンクスに向かって飛翔するマルコは何を思うのか…

アマゾンリリー、新戦力を備えた海軍と黒ひげに襲撃され大破

場面は変わってアマゾンリリー。レヴェリーでの七武海撤廃が決まった後にハンコックの身柄を拘束しようと海軍の船が大挙して島にやってきていました。

九蛇の戦士達の抵抗にあった海軍は、ここで新型パシフィスタ「セラフィム」を投入します。旧型はバーソロミュー・くまの形をしたロボットでしたが、こちらの「セラフィム」は女の子の姿をしています。ただし、手のひらから発射されるビームなどの強力な攻撃能力はそのまま。屈曲な九蛇の戦士達も苦戦を強いられます。

そんな中、「四皇」黒ひげ海賊団も登場。狙いはハンコックの能力です。海軍と黒ひげに同時に襲われ、アマゾンリリーは混乱の極みです。

戦闘は望んでいない、ハンコックを連れて帰ることができればすぐに撤退するというコビーの呼びかけに対して「わらわは誰にも従わぬ!!!」と強い拒絶を示すハンコック。妹たちの制止の声も聞かず戦場へ踏み込みます。

そんな中、黒ひげも「セラフィム」と遭遇、戦闘を開始します。「セラフィム」の姿は黒ひげにとって衝撃の連続。

「おい…ウソだろ 白い髪…褐色の肌…..!! 黒い翼!?」

「PX…!? まさか パシフィスタか!?」

「くそ…パシフィスタがガキィ~~!!! どういうこった!!!」

「ガキィ〜!!!」のセリフの次のコマの効果音はもちろん「ガキィン!!」

と混乱しながら「セラフィム」に対応します。九蛇の戦士達が戦っていたのは女の子の姿でしたが、黒ひげが戦っている「セラフィム」は男の子の姿。手には剣らしきものを持っており、九蛇のシンボル的な山を真っ二つにする強さ。

「四皇」黒ひげですらその強さには肝を冷やし、"ブラックホール" という大技を出さざるを得ないところまで追い込まれてしまいました。

その一方で戦場に出たハンコックは海軍を次々に石化していきます。その中にはヘルメッポの姿も。石化した仲間が破壊されることを危惧したコビーはパシフィスタに停止命令を出します。

そしてついにハンコックと黒ひげ、そしてコビーが一堂に邂逅します…!

ロッキーポート事件と"英雄"コビー

能力を封じられ、黒ひげに捉えられてしまったハンコック。しかしその時にはすでに黒ひげとコビーを除いた黒ひげ海賊団と海軍全員を石にしてしまっていたのでした。このまま自分を殺せば部下は石のまま。次の能力者であっても解除はできないと強気の姿勢を崩しません。

もともとハンコックの能力を奪いにきた黒ひげも、部下全員を石にされてしまってはこのままハンコックの命を奪うことは危険だと理解しているよう。しかし黒ひげが一緒に連れてきたバスコ・ショットとカタリーナ・デボンまで石にしてしまうハンコックはやはり恐ろしい能力者です…!

戦況が膠着してしまったなか、黒ひげがコビーに話かけます。このふたりが面識があったのが驚きなのですがコビーが"英雄"と呼ばれるきっかけになった「ロッキーポート事件」で接触があったようです。

どうやらこの事件でにおけるコビーの何らかの活躍の結果、黒ひげは"王直"を倒すことができ、海賊島(ハチノス)のボスになれたということのようです。

“王直" とは元ロックス海賊団のメンバーで、あの"金獅子"のシキと横並びで名前が上がる大物海賊のこと。以前にセンゴクがロックス海賊団について語るシーンで名前があがっていました。

926話で黒ひげが最初に四皇として懸賞金22億4760万ベリーとして登場した時に拠点としていたのがこの海賊島ハチノスであったことから、この"王直"を倒したことで懸賞金があがり四皇に名を連ねるようになったのかもしれません。

黒ひげ、海軍が大人しく撤退するなら部下達の石化を解除するというハンコックに対し、手を離したら自分達も石化させられることを警戒する黒ひげ。このまま殺すしかないかという態度の黒ひげに対して、犠牲者が多すぎると必死に制止するコビー。完全に状況は膠着してしまっています。

この状況を変えたのは"冥王" レイリー。

自分が見届け人になるといい、ハンコックが石化を解除することと引き換えに、黒ひげ海賊団と海軍には島を出るようにいいます。こうしてアマゾンリリーでの騒動は落着を見せたようです。

というのが数週間前の話。現在のアマゾンリリーでレイリーやニョン婆たちが回想していたという構成でした。

そしてその場にはシャボンディ諸島で出会ったシャッキーの姿も。ただしそこには「先々代アマゾンリリー皇帝 元九蛇海賊団船長 シャクヤク」との紹介が。まさかのニョン婆と同じくハンコックの先輩でした。

ここでも話題に上がるのは海軍の新戦力「セラフィム」。あの激しい戦闘があった後でも、あの2体はカスリ傷一つなかったそうです。黒ひげのブラックホールを受けてなお無傷であったという驚愕の事実。そしてそのうちの一体はハンコックの子どもの頃にそっくりだったとのこと….

そして最後、この女ヶ島の騒動のあと、「ロッキーポート事件」の英雄 コビー大佐が、黒ひげ海賊団により拉致され、生死不明の状態であるというニュースが発表されました….!

ーーーというところで次のお話へ続きます。

ロッキーポート事件って何?

今週も新情報の嵐でしたね。

今週号では黒ひげとハンコックの懸賞金がそれぞれ39億9600万ベリー、16億5900万ベリーであることが明らかになりました。黒ひげはルフィ達がワノ国に入ったタイミングでは22億4760万べリーだったはずですが、短期間の間に急激に懸賞金が上がっています。ワノ国編の裏側でまた何か大きな事件を起こしていたのかもしれません。

また新型パシフィスタ「セラフィム」の正体も気になるところですが、一番気になるところはやはりロッキーポート事件でしょう。

これまでもローやコビー関連でちょこちょこ名前は出てきていましたがまさかここにきて再登場するとは。しかも黒ひげや元ロックス海賊団のメンバーまで関わってくるとなるとどんな事件だったのかが非常に気になります。ここまでわかっていることとしてはこちらです。

  • 事件の首謀者はトラファルガー・ロー (七武海入りした際に海賊の心臓100個を捧げたと言われていたのもこの事件での戦利品かもしれない)
  • この事件でコビーは市民を救い、英雄と呼ばれるようになった
  • 黒ひげはこの事件の何らかの影響で"王直"を倒し海賊島ハチノスのボスになった

今後話が進むにつれてこの事件の真相は明らかになるのでしょうか?そして黒ひげに拉致されたコビーの現在は?サボからの連絡の続きも気になりますし、ルフィ達の次の目的地がどこになるかも早く読みたい。最終章にはいり物語の展開が異様に早くなっているワンピース、来週も楽しみに待ちたいと思います。

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