【G1 CLIMAX32】ついに本日開幕!3年ぶりの真夏のG1 CLIMAX!開幕戦のハイライトは?【札幌大会1日目】
ついに開幕しました!真夏の祭典G1 CLIMAX32!夏開催は実に3年ぶり。今年は50周年の節目ということで、史上最多の28名の選手が参戦。例年2ブロックのところが4ブロック制での実施となっています。海外からも多くの選手が参戦し、非常に豪華なメンバーで戦いが繰り広げられます。7/16~8/18までの約1ヶ月、今年はどんなドラマが見られるのか非常に楽しみです。
「記録的猛勝負」と銘打たれた本シリーズの開幕戦が本日、札幌の北海きたえーるで行われました。暑い夏をさらに盛り上げる、アツい、アツい選手たちの戦いのシリーズの開幕戦のハイライトについてご紹介したいと思います!
G1開幕戦@北海きたえーる大会のハイライトは?
開幕戦である本日の試合はどの試合も素晴らしいものばかりで、正直全ての試合がハイライトと言っても過言ではないだろうなと個人的には感じました。
そんな中でも今日はやはり外国人選手の活躍が特に光った大会だったと思います。トム・ローラーの生き生きとしたシングルマッチ、ジョナの高さと勢いのあるパワーボム、キレッキレのフィンレー、大迫力のランスvsファレ。
シングル戦に目を向けると、
まずはでも棚橋選手から勝利し、初参戦のG1を白星でスタートしたヘナーレ選手。なんとなくヘナーレ選手は激しい攻めを展開して棚橋選手を追い詰めるも、最後は一瞬のスキをつかれて丸め込まれて棚橋選手が勝つと予想していたのですが、最後までキッチリと仕留めました。スリングブレイド → ハイフライアタック → ハイフライフローの流れで決まってしまうかなと思ったのですが、そこからしっかりと勝ちを掴んだのが素晴らしいと思いました。ヘナーレ選手、体もだいぶ大きくなっていましたしね。コスチュームがロングパンツからショートに戻り、久々に太ももが露出するスタイルになっていたのですが、「こんなに太かったっけ!?」と驚くくらい太ももが大きくなっていました。このまま波に乗っていけるか注目です。
続いては同じくユナイテッド・エンパイア所属のオスプレイ選手 vs ファンタズモ (ELP) 選手の試合。この試合がとんでもなかった….!! 開始直後からオスプレイ選手のショットガンドロップキック → 場外へのサスケスペシャル。そこから続く猛攻。過去に何度か試合経験があるだけに厄介な相手だと知っているためかなのかヘビーとジュニアの差を見せつけるためなのか、いきなりのフルスロットルで仕留めにいっているようでした。ELP選手はオスプレイ選手相手に全然パワー負けしているようには見えませんでしたね。エルボーでぐらつかせることもありましたし、サドンデスが決まった時には勝った!と思いました。試合中盤の、オスプレイ選手のオスカッターをELP選手がリバースのスパニッシュフライで返すまでの一連の流れは思わず息を飲むほどスピーディなせめぎ合いでした。ELP選手のオスカッターの返しかたの多彩なこと。最後は正面からのヒドゥンブレードで決着でしたが、最後までどちらが勝つか読めない好勝負。今日このカードがメインイベントでしたっけ?と思うくらいの盛り上がりでした。
セミファイナルはSANADA選手 vs ジェイ・ホワイト選手。
SANADA選手は入場曲をちょっと変えてきましたね。イントロの「パリーン」の前に新しいパートが追加されてました。このG1で完全復活を宣言した手前、初戦は白星スタートを狙いたいところ。この試合を見ていて感じたのは、ジェイ選手の戦い方がやはり日本と海外のリングでは違うよなということ。日本のリングの方がインサイドワーク多いですよね。個人的にはアメリカで試合していた時のようなスタイルの方が好みだったりしますが、求められる役割が違うということなのでしょうか。パラダイスロックのような技をかけてくる選手はアメリカのリングにはいなかったでしょうしw テクニシャン同士の試合、ペースの取り合う展開が続きます。その中でSANADA選手がドラゴンスリーパーで決めるかというタイミングが来たのですが、ジェイ選手がSANADA選手の負傷していた左目へのサミングにより脱出し、その後一瞬のスキをついてブレードランナーを叩き込み決着しました。決まればほぼ決着がつくブレードランナーは脅威ですよね。技への入り方も多彩で相手選手としては対策も難しいでしょうし。バックステージでは、「全勝優勝を達成する予感がする」と本大会への自信を窺わせるコメントを出していたジェイ選手。IWGPヘビーのベルトを持ったまま全勝優勝なんてことになれば史上類を見ない偉業。今のジェイ選手なら達成してもおかしくないと思わせるだけの勢いはあると思います。
そしてメインイベントのオカダ・カズチカ選手 vs ジェフ・コブ選手。モンスター・ブロックとも呼ばれるAブロック初のカードです。オカダ選手はガウンを新調。赤みが強いものに変え、よりアントニオ猪木のスタイルに近いものになっていました。コブも緑基調のコスチュームをシルバーに変えていました。
余談ですが、今大会からユナイテッド・エンパイアの選手は全員コスチュームをリニューアルしたようです。去年は緑を基調としたデザインだったものが、今年から黒 x シルバーになりシャープなデザインになりました。どうもオーカーン選手がプロデュースしたもののようです。札幌大会2日目の明日、ユナイテッド・エンパイアが全員集合するらしいのでその時に全員の新コスチューム姿が拝めることでしょう。
メインはまさに超人 vs 怪物と形容されるような好勝負。とにかくコブのパワーは圧巻の一言。特にコーナートップからの雪崩式サイドスープレックスは食らったオカダ選手の体が高く跳ね上がるほどの威力で、天山選手が「あんな弾むの見たことないよ」と心配するほど。直後にその場とびムーンサルトを叩き込むという、「投げてよし、飛んでよし」の怪物ぶりを見せつけます。普通の人ならしばらく全く動けなくなりそうな猛攻でしたが、そんな激しい攻撃を受けてなお反撃をすることができるオカダ選手もやはり超人。コブ選手のドロップキックや掟破りのレインメーカーを受けるもしのぎきり、最後は福岡のどんたく大会で内藤選手を沈めた、延髄切り → 卍固めのような体勢から相手を持ち上げて落とす変形ドライバー → レインメーカーのコンビネーションでフィニッシュ。怪物退治を完遂しました。
Aブロックにはコブ以外にも怪物が揃っていますから、今後どんな迫力満点の戦いが見られるのかとても楽しみです。そして、オカダ選手の次の相手は同門・ケイオスのくせ者、矢野通選手。明らかにAブロックの他の選手と毛色が違う戦いになると思いますが、決して油断はできない相手なのは間違いないでしょう。
今日の結果を受けての星取り表は下記のとおり。これからどう埋まっていくのか、予想は難しいですが楽しみですね。
今日の試合は「記録的猛勝負」の看板に一切の偽りなし!と言える内容でした。こういう内容の試合が今後も観れると思うと本当に楽しみです。暑い夏をこれで乗り切りましょう。
次の試合は?
次の試合は明日7/17、今日と同じく札幌の北海きたえーるで行われます。公式戦のカードは下記のとおり。明日も楽しみなカードが並んでいます。
- 石井智宏 vs タイチ
- 矢野通 vs ジョナ
- ザック・セイバー Jr. vs KENTA
- 鷹木信悟 vs ジュース・ロビンソン
石井タイチ戦はハズレなし、矢野ジョナ戦は矢野がどんな立ち回りを見せるか、ザックKENTA戦はノア時代の先輩後輩対決、鷹木ジュース戦はバレクラ参戦後のジュースのシングル戦、ということでどれも見どころがあるカードばかりで目が離せません。
その他のカードはこちらからどうぞ。