【ワンピース 考察】6人のベガパンク「正・悪・想・知・暴・欲」の特徴・名前の由来は?

ついに登場した天才科学者ベガパンク。ワンピース世界での重要な科学技術の発明にほぼ必ず絡んでいる天才で、非常に重要な人物であることは間違いないとされていました。

ついに本編に登場した時は若い女性の姿で登場し、男性の老人のイメージを持っていた読者達の予想を裏切りました。

ただ、続く1062話【科学の国の冒険】では、ベガパンクが自分を6人に分けたことが明らかになり、若い女性の姿はそのうちの1つにすぎないということがわかりました。

ここでは、6人のベガパンクについてこれまでわかっていることや名前の由来をまとめていきます。

ベガパンク「本体(ステラ)」と6人の「猫(サテライト)」

ワンピース1062話【科学の国の冒険】で、猫の手も借りたいほど忙しいベガパンクは自分を6人に分散させたという説明がありました。

ベガパンクの本体は「ステラ」、6人に分かれた人格は「猫 (サテライト)」と呼ばれています。

ステラ(stella)とはイタリア語で「星」を意味します。サテライト(satellite)とは「衛星」のこと。地球にとっては月が衛星にあたります。

イメージとしては「もともとはひとつの大きな星であった自分を、6つの衛星に分けた」というものでしょう。

過去にシーザーと会話していた時のシルエットが本体?

漢字では「猫」という字が当てられていますが、これは「猫の手も借りたい」というところからきたものと思われます。

そして、それぞれのサテライトは次のような名前がつけられています。

  • PUNK 01 正 (シャカ)
  • PUNK 02 悪 (リリス)
  • PUNK 03 想 (エジソン)
  • PUNK 04 知 (ピタゴラス)
  • PUNK 05 暴 (アトラス)
  • PUNK 06 欲 (ヨーク)

それぞれのサテライトはその行動の傾向にあった漢字が割り当てられているようで、それぞれ違う役割を担うように本体が調整したのではないかと考えられています。

それぞれの名前の由来についても見ていきましょう。

PUNK 01 正 (シャカ)

フルフェイスのヘルメットを被った姿で登場しています。略奪行為を行おうとしていたPUNK 02 悪(リリス)に「もっと科学者としてのプライドを持て!!」と戒めるようなことを言っていました。また、状況を冷静に把握する能力に優れているような描かれ方をしています。

常に落ち着いて状況を客観的に把握し、「正しい」であろう答えを導き出す役割を持っているのかもしれません。それは科学者にとって必須の能力であると言えます。

他に考えられる点としては、過去の未来国バルジモア(からくり島)でのエピソードでは、若かりし頃のベガパンクは「文化的発明」と「兵器的発明」を研究していたと言われていました。

極寒に凍えるバルジモアの島民のために「 土暖房システム」を作ろうとしたものの、ベガパンクの発想に現実が追い付かず未完成のまま終わってしまい、島民のことを思って泣いたという話が出てきていました。

当時未完成だった「土暖房システム」はエッグヘッドで実現

PUNK 01は、ベガパンク本体のそんな人間として「正しい」側面を強く反映した性格になっているのかもしれません。

名前の由来は仏教の開祖である釈迦

PUNK 02 悪 (リリス)

こちらは若い女性の姿で登場。

逼迫する研究費や経費に関して言及が多く、略奪という「悪事」を働いてでも研究にあてるお金を獲得しようとしています。

バルジモアのエピソードでは、森の動物達を改造して島暖房システムを開発する労働力にしていたというエピソードがありましたが、PUNK 02は略奪のための兵器として使っているようです。

これはオリジナルの「兵器的発明」を研究していた側面が強く現れているのかもしれません。

ベガパンクの研究には莫大な資金が必要であることは間違いなく、予算の確保は大きな課題であり続けたと思われます。このサテライトはなんとかその問題を解決したいというベガバンクの側面が反映されているとも考えられます。

名前の由来は、ユダヤの伝承においてサキュバスのような悪霊とされ、旧約聖書では夜の妖怪や動物と描かれ、アダムの最初の妻であり、悪霊たちの母であるともされるリリス

PUNK 03 想 (エジソン)

本編未登場。

発明家に必要不可欠な発想力、想像力に秀でたサテライトなのかもしれません。

名前の由来は白熱電球の発明でおなじみ、アメリカ合衆国の発明王にしてゼネラル・エレクトリックを設立したトーマス・エジソン

PUNK 04 知 (ピタゴラス)

本編未登場。

発想を実際に形にするための理論や知識の面に長けたサテライトと予想できます。

名前の由来は三平方の定理」でおなじみの古代ギリシャの数学者&哲学者、ピタゴラス

PUNK 05 暴 (アトラス)

少女型ロボットのような風貌で描かれる。わかりにくいが身長はかなり高いと思われる。

ルフィを殴り飛ばしたり、ホログラムの竜の顔面に拳を叩き込むなどの描写が見られ、「暴力」に関する部分を担当している可能性が高いと思われます。

重要な発明をおこなっている以上、誰かに命を狙われるなど危険な目に遭うことがないよう護身のための兵力をベガパンクが用意していたとしてもおかしくはないと思います。

自分の発明した兵器が暴走した時のために制圧できるよう、戦闘に長けた分身を用意したのがこちらのサテライトなのではと予想できます。

*下記のコマではアトラスは「PUNK 05」と紹介されているものの、上記のコマに描かれるアトラスの腹部には「PUNK 06」のとの表記があり、これが意図的なのか単純なミスなのかはまだわかりません….

(追記) 同日中に公式から正式に誤りである旨の発表と訂正がなされました。

名前の由来は、ギリシャ神話に登場する巨大な神であり、世界の西端で天空を支える役目を追わされたアトラス

PUNK 06 欲 (ヨーク)

本編未登場。

「欲」だと幅が広すぎてなかなか予想が難しいのですが、科学者に必要な資質としては知識欲や探究心、真理を求める姿勢や理想を実現したいと思う力などが考えられるので、そういった属性が強く反映されたサテライトである可能性があります。

研究や発明の原動力は「〜したい」という気持ちであると考えると、科学者や発明家にとって一番必要な資質かもしれません。

名前の由来は不明で、もしかしたらそのまま「欲」から取られた可能性があります

6人のサテライト

以上がベガパンクの6人のサテライトの特徴と名前の由来でした。ネットではそれぞれのベガパンクのモデルは手塚治虫作品の登場人物だという考察もあるようです。

いずれにせよ、それぞれが本体(ステラ)の持っている性格や資質の一部を強く反映していると思われます。

今後6人のベガパンク全員が登場する時が楽しみです。情報が追加され次第更新していきたいと思います。

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