【ネットフリックス】中南米5カ国でアカウントの共有に料金請求を求める方針を発表

Bloombergが伝えたところによると、ネットフリックスは同社の成長の課題となっていたアカウントの共有問題についてついにアクションを起こす旨を発表しました。

Bloomberg -ネットフリックス、パスワード共有で料金請求目指す-新たな方法試行

同社のサービスを利用する際に、同じアカウントを別の住宅で利用する場合には追加料金を請求する方針とのことです。まず対象となるのはアルゼンチン、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ドミニカ共和国の中南米の5カ国。アカウント共有が多い地域から開始したものと思われます。

上記国内のユーザーにおいて、主たる住居以外の場所でアカウントが2週間以上の期間利用され続けた場合に追加料金を請求することになるようです。追加料金の額としてはアルゼンチンが219ペソ(約235円)、そのほかの国では2.99ドル(約413円)とのことです。

ただし、スマホやタブレットなどのモバイル機器で利用した場合や、休暇中の利用には上記の条件は当てはまらないとのことです。ユーザーが帰省中での利用によって追加請求がなされないように配慮したものと思われますが、そうなると対象を補足するのが難しくなるのではないでしょうか。

同社のアカウント共有問題は、前回の決算発表の際にも今後の事業を成長させて行く上での課題としてハイライトされており、今回はその課題に対して対応策を示した形になります。

ネットフリックスは本日7/19(火)の引け後に決算発表を控えており、今後の同社および動画ストリーミングビジネスの将来を占うものとして注目が集まっています。

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